セイコーエプソンは、オフィス内で再生紙が作れる装置「ペーパーラボ」を開発したそうです。
使用済みの紙を投入すると、インクを抜いたうえで再生紙にするもので、2016年内の発売を予定しており、水を使わずに再生する商品は世界初とのことです。
機密文書を外部に出さずに再生できることなどをアピールし、年100億円の売り上げを目指すそうです。
使用済みの紙を機械的な衝撃により繊維に分解したうえで、特殊な結合素材を混ぜて紙の形に成形するそうです。
使用済みの紙をまとめて投入すると、最初の1枚ができるまでは3分かかりますが、その後はA4サイズで1分間に約14枚、1日8時間の稼働で6720枚を作れるそうです。
紙のサイズや厚さを変えることもでき、名刺用紙などをオフィスで作れるほか、様々な結合素材を使うことで色や香りの付いた紙も作れるそうです。
稼働音もシュレッダー並みに抑えたそうです。
価格は未定ですが、新しい紙を購入するよりも再生コストを低く抑え、10年間一定の量を再生すれば初期費用を回収できるようにするとのことです。
写真を見るかぎり、けっこう大きい装置です。
10年でもとがとれるとはいえ、どれだけ需要があるでしょうね。
一般企業に置くなら、せめてコピー機くらいの大きさにしないと導入に二の足を踏むと思います。
設置する面積にもコストがかかりますからね。
6724:1,964円