NY市場が下げても日経平均が底堅い理由ですが、やはりG.Sの関与が一番大きい様です。
G.Sは10/7時点で日経平均先物を49841枚売り越していましたが
11月から買い戻しを始め、今日現在の売り越し枚数は6274枚まで減少しています。
特に11/24から14086枚買い戻しており、直近では昨日2267枚買い越し
今日は一気に8213枚買い戻しています。
この様にG.Sが日経平均先物を大量に買い戻しているうちは
日経平均株価は上昇を続ける傾向があり、今年2月~3月の株価上昇時も
やはりG.Sが大量に売り玉を買い戻しています。
では何故売り玉を買い戻しているかというと、決して日本株が上昇すると考えているのではなく
先物を3月にロールオーバー(持越し)するためです。
従って日経平均先物3月限の売り玉は当然膨れ上がっていますし、今後も増加すると思います。
ご存知の様に、先物はSQ値で強制的に決済されますから
日経平均先物12月限の建て玉を放って置くと、12月のSQ値で自動的に決済されてしまいます。
G.Sはmax49841枚の売り玉を抱えていましたが、これを3月に持ち越したいために
一旦買い戻して売り直すロールオーバーを行っている訳です。
つまり先物の長期運用を行うために、この様な面倒な作業を行うのですが
全てロールオーバーさせるつもりなら、残りは6274枚です。
しかし12/1だけで8213枚買い戻していますから、G.Sの買い戻しはほぼ終了間近だと思われます。
因みに日経平均2万円はテクニカル的な壁も厚いのですが
G.Sの思惑も強い影響力を持ちますから、ここから先は危険が一杯ではないかと感じています。
今晩はNY市場が高く寄り付ていますが、明日の東京市場は高く始まっても油断は禁物かと。
以上曲がり屋の老婆心日記でした ○┓ペコッ