単細胞生物「ミドリムシ」を活用するベンチャー企業「ユーグレナ」は、横浜市鶴見区にミドリムシを原料にしたバイオ燃料の製造実証プラントを建設するそうです。
東京五輪が開催される2020年までに、航空機やディーゼル車向けの燃料として実用化を目指しており、ミドリムシを活用した航空機向けバイオ燃料が実現すれば、世界初とのことです。
ミドリムシは藻類と動物の性質を併せ持ち、体内で油脂を作る特性があるそうです。
ミドリムシの大量培養のノウハウを持つ同社はこの油脂を活用し、2010年から航空機向け、2014年からディーゼル車向け燃料の研究・開発を進めてきたそうです。
今回のプラントは30億円を投じて来年着工し、2018年前半に稼働を予定しており、ミドリムシに加え、他の生物由来の油脂も使って年間125キロリットルの燃料製造を目指すそうです。
提携関係にある全日本空輸が航空機燃料の一部として活用することも予定しているそうです。
協力企業である全日空、いすゞ自動車、千代田化工建設、伊藤忠エネクスの４社や横浜市の関係者とともに記者会見したユーグレナの出雲社長は「ミドリムシで飛行機を飛ばし、バスを公道で走らせる。この二つを実現させるべく、最大限の努力を続けたい」と語ったそうです。
いかにコストを安く作れるかにかかってくるでしょうね。
2931：1,724円、9202：348.6円、7202：1,410.5円、6366：1,048円、8133：1,001円
