昨夜のNY市場は連日の高騰かと思われましたが、引けに掛けて売られ
ダウ、ナスは僅かにプラス。S&P500はマイナス圏に沈み、VIX指数は3.74%上昇しています。
主な理由は、前日の大幅な上昇に対する警戒感から、利益確定売りが出易い状況の中で
ドイツ(ハノーバー)で爆弾テロが起こるという噂が流れ
この報道を受け、投資家の警戒感が一気に膨らんだものと考えられています。
因みに、前日の欧米株式市場は、テロの影響を全く感じさせない強さを見せ
年末へ向け、内外の株価見通しは強気派が大勢を占めている様ですが
米国が12月に利上げを行った場合、株価の追い風になるか、それとも逆風になるかは
蓋を開けてみるまで分からないと思います。
<注目企業の決算>
ウォルマート(第三四半期:11/17) △
EPS:予想98¢ ➡ 結果99¢
売上高:予想1,174億ドル ➡ 結果1,166億ドル
売り上げ高前年比-1.3%
ホーム・デポ(第三四半期:11/17) ○
EPS:予想1.32$ ➡ 結果1.36$
売上高:予想217.7億 ➡ 結果218.2億ドル
売り上げ高前年比+6.4%
一方、東京市場は日銀の金融政策決定会合(今日と明日)の結果が判明するまで
機関投資家は動き辛いと思われます。
ですからCME(19800円)に鞘寄せして寄り付いた後は
利益確定売りが優勢になる様な気がしています。
因みに心配していた投機筋によるCME円建て玉の推移ですが
米国の12月利上げ観測が急浮上して以降、円ショートが順調に積み上がっています。





