昨夜のNY市場は反落しましたが、その主な理由として挙げられているのが以下の3点です。
○12月利上げへの警戒感
○中国経済の減速懸念
○OECDによる世界経済成長率見通し引き下げ
最初の二つは株価が大幅に下落したした時の決まり文句ですが
中でも利上げの可能性は、上げても下げても理由にされるから面白い(^_^;)
何故そうなるかと云えば、利上げで株価がどちらに転ぶか解からないからでしょう( ˘•ω•˘ ).。oஇ
それでも評論家は解かった様な論評を書かなくてはなりません。サラリーマンだから。
ならば何を信じれば良いのかという話になりますが
米国の利上げという大きなイベントは、やはり過去の歴史を参考にするべきだと思います。
つまり株価は一旦下げる可能性が高く、好景気が維持されれば下げ始めた時点より株高になる。
そしてその期間は2~3ヶ月から長くて半年~1年かかったというのが過去3回の株価推移です。
但し利上げと言っても、上げ幅や上げるスピードにもよりますし
FRBは当分の間、緩和的な姿勢を崩すことは無いと考えています。
急激なドル高は景気に悪影響を及ぼすことと
大統領選挙の年には、あまり大きな金融政策の転換は行い難いというのがその理由ですが
もしそうなれば、利上げ前後の株価推移は、過去の実例とは若干変わる可能性があります。
それでも利上げが実施されるまでは、株価が上げても下げても後付の理由として使われるでしょう。
しかし現実には、ヘッジファンドの殆どが決算を11月~12月に控えていることを考えると
尤もらしい理由より、彼等の関与を疑う方が理に適っている様な気がします。
http://jp.reuters.com/article/2015/11/09/angle-forex-idJPKCN0SY0XN20151109