東洋ゴム工業が発表した2015年1〜9月期連結決算は、純損益が43億1500万円の赤字(前年同期は235億1000万円の黒字)となったそうです。
免震ゴムの性能偽装に関する補償費用などで、特別損失395億円を計上したことが響き、同損失は6月中間決算時点の303億円から積み増したそうです。
売上高は北米のタイヤ事業が好調だったことから前年同期比4.8%増の3009億円だったそうです。
2015年12月期見通しに関し、東洋ゴムは米国で自動車部品の価格カルテルに関与した問題で、部品を購入した自動車メーカーに支払う和解金42億円の特損への計上が響き、純利益を従来予想の120億円から50億円に下方修正したそうです。
一方、市況悪化が想定を下回っていることなどから営業利益は24%増の590億円(従来予想は16%増の550億円)に上方修正したそうです。
免震ゴム偽装があっても、営業利益は過去最高になりそうなんですね。
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