[10/9 会社四季報オンライン]
米国は株式市場が大幅に調整するか、持ちこたえるかの正念場に差し掛かっている。
米国の株価と信用取引残高の長期波動を見ると
信用取引残高が株価上昇開始時点の2.7倍水準を超えると株価が崩落するというアノマリーがある。
過去ITバブル、リーマンショック前もこの水準を超えたところからトレンドが下落に転じ
一旦モミ合った後、一気に崩落している。
今はまさにこの2.7倍に到達し、信用残高が減少し始めたところだ。
アノマリーを当てはめると、本格的な信用取引の整理が始まれば
今後2年間で3割以上の株価下落が進む可能性がある。
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NY市場は信用買い残の増加など物ともせず、10月も大幅な上昇で終わりました。
<月間騰落率>
ダウ+8.47%、ナスダック+9.37%、S&P500+8.28%
ただ昨日現在、NYSEの騰落レシオは122%(120%を超えたのは今年5回目)で
テクニカル的にやや過熱感が出て来た様に思います。
また決算は間もなく大詰めを迎えますが
事前に業績不振が予想されていた輸出企業やエネルギー関連企業は
意外に踏ん張っており、株価の下支えになっている様な気もします。
しかし決算が終われば、今年は何だか物騒な予感がしており
11月SQの前に、さらにポジションを落とそうと考えています。
因みに先月末時点の主要証券による日経平均先物・オプション手口から推測すると
11月SQ値はざっくりですが18750円前後。
12月SQ値は18300円前後(12月は取り敢えずG.Sを参考にしています)と考えられます。
勿論地合いに変化がなければという前提ですが
中国経済の減速が、世界経済にジャブの様に効き始めるのではないかという懸念は残ります。
(中・韓経済危機)
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20151027/frn1510271140003-n1.htm
折しも、3年半ぶりに日・中・韓三ヶ国首脳会談が行われましたが
個人的には余りにもタイミングが良過ぎるという印象を持っており
安倍首相の強い外交姿勢に期待したいと思います。
