まだ、かろうじて憑いている。
だから、なんとかなっている。
しかし疲労もたまってきて、そろそろ危ない。
イブニングだと、売買高が少ないのでやりにくい。
売買高が少ないと、振幅も少ないし、値幅も出ないので約定しにくくなる。
2度エントリするも、指し値に届かず、
またまた残留スイング玉と化した。
(利幅の出ていたホールド・スイング玉を、決済して取り替えただけだけど)
とうとう、スイング玉を売り買いスクエアにしてしまった。
しばらく、デイトレに専念してみようと思う。
日中、ひさしぶりに日経平均ラージの板を観察してみた。
田園風景の美しい、ひなびた温泉地にでも来たかのような、
なんとものどかな値動きなのであった。
小鳥のさえずりまで聞こえてくるかのようだ。
こんなんじゃぁ、ラージに移行なんてできない。
まだミニが存在していなかった頃、
オイラはラージでさんざんな目に遭った。
あの頃のドラゴンかと思うような値動きは、どこへ行ったのだろう?
(しかも、ミニの5円刻みと違って、10円刻みだし)
それは考えるまでもなく、
トレーダー達と資金が、ミニに移行したからだった。
日経平均の覇権は、とうにミニに移行しており、
ミニの動きによってラージがついてくる状況になっている。
*
それはそうと、嫌なことを思い出してしまった。
ラージでさんざんな目に遭ったのは、
まず第一に、ビッグ・トレーダーによるトレードの仕掛けが原因だった。
いわゆる「大砲」とオイラは呼んでいるのだが、
自分の思惑と逆に大砲が吹いた場合、エライ損失となってしまうのだ。
ミニでも、時としておんなじ「大砲」が吹くのだった。
この動きは、なんらかの指標発表を結果を受けての仕掛けだとか、
指標にたいする思惑があっての仕掛けだとか、
いろんなパターンがあるのだが、
そういうのをいちいち考えていると、
自分の直感が鈍ってくるようで、具合が悪い。
大きな値幅を狙わずに、デイトレでこつこつ確実に採っていくためには、
この「大砲」をなんとしても避けたい。
結局、こうやって悩んだりすると、直感が失せて、
戦績は落ちると思われる。
引退したラリー・ウイリアムズは、
「チャートしか信用しない」と、しばしば書いていたが、
それは、色々な情報を気にしだすと、直感の方も鈍ってくるのが影響しているかも知れない。
ドル・円為替、NYダウ先物、日経平均先物とその値動き、
SQなどのターゲット値やらなんやら、見たり意識したりはしているのだけれど、
エントリを判断するのは、なんだかんだ直感に頼っている。
無心でトレードしていたと思う。
そうしたら、思わぬ好成績になっていた。
不思議なことだ。
意識の地下2階で、いったい何が起こっているのだろうか?
*
それにしても、そこそこ売買高が高い状況で、
もみ合いの場合、デイトレは調子がイイ。
スイングトレードとしてみた場合、
年の内1/3はもみ合い相場だと感じているのだが、
そういう状況の時ならば、デイトレの失敗玉をスイング玉としてホールドしても、
近いうちに何とかなるということになる。
上昇または下落相場の場合には、
スイングトレードに専念した方が、「大砲」の動きも手伝って楽チンである。
理屈ではそうなるのだけれど、
なかなかそうは問屋が卸してくれないのだった。