kabukabumanさんのブログ
7~9月期米主要企業決算は4.4%減益予想
米主要企業の7-9 月期決算予想(トムソン・ロイター)は最終利益が4.4%の減益で
減益予想はリーマン・ショックの渦中にあった2009 年7-9 月期以来6 年ぶりとのこと。
減益予想の背景として、原油安・ドル高
さらには中国を初めとする新興国の景気減速による影響が考えられており
特にエネルギー企業やグローバル企業を中心に、強く影響を受ける可能性を指摘しています。
一方、株価は世界的に落ち着きを取り戻していますが
東京市場は海外勢が8月第2週から9月第5週まで、8週連続で売り越しており
同期間の現物売り越し額は4兆円に上ります。
また8~9月の売り主体ですが
8月はグローバルマクロ系ヘッジファンド及びCTAが中心で、売り越し額は約1兆9000億円。
9月はサウジアラビアのオイルマネーを中心に、約2兆1000億円の売り越し。
因みにサウジアラビアは欧米市場からも数百億ドルの資金を引き揚げたとのこと。
(英フィナンシャルタイムズ)
これで8~9月の株価暴落を招いた原因はほぼ特定出来た訳ですが
今後の株価は、主に日米の四半期決算、米国及び中国の経済指標に左右されることになりそうです。
<今週注目したい経済指標>
中国の経済指標が悪化すれば円高も
13日(火)日銀金融政策決定会合議事要旨(8:50)
中国9月貿易収支(11:00)=予想+479億USD(8月=602.4億USD)
14日(水)中国9月消費者物価指数前年比(10:30)=予想+1.8%(8月=+2.0%)
米9月小売売上高(21:30)
米地区連銀経済報告(ベージュブック=27:00)
15日(木)米9月消費者物価指数(21:30)
米10月NY連銀製造業景気指数(21:30)
米10月フィラデルフィア連銀製造業景況感(23:00)
16日(金)米9月鉱工業生産・設備稼働率(22:15)
米10月ミシガン大学消費者信頼感指数(23:00)
米8月対米証券投資(17日=5:00)