牛丼チェーンの「吉野家」「松屋」「すき家」の大手3社は9月末以降、地域と期間を限定して値下げ(値下げ幅は50〜80円)を実施するそうです。
昨年以降の値上げで落ち込んだ客足の回復を図りたい考えですが、期間限定だけに効果は未知数なようです。
吉野家は関西や九州など西日本地区限定で、10月1〜7日まで牛丼並盛りを380円から300円に値下げするそうです。
松屋は10月15〜22日、「プレミアム牛めし」を関東地方を中心に380円から330円にするそうです。
すき家は29日〜10月8日に沖縄県を除く全国の店舗で牛丼並盛りを60円値下げして290円にするそうです。
かつては値下げを競い合っていた牛丼業界ですが、円安に伴う牛肉輸入価格の高騰で各社は今春までに値上げを相次いで実施し、その後、客足が1割程度落ち込んでいたようです。
4月に大手で唯一200円台だった牛丼並盛りの価格を上げたすき家本部の興津龍太郎社長は25日、記者会見で「今は350円という価格は受け入れられている。見直すつもりはない」と強調し、各社とも、値下げを期間限定にすることで「価格競争」の再現は避けたい考えのようです。
牛丼業界は、総菜の充実ぶりが著しいコンビニエンスストアにも客を奪われていて、「期間限定の値下げは『カンフル剤』にはなるかもしれないが、抜本的には低価格に代わる新たな魅力の確立が求められている」(アナリスト)との指摘もあるようです。
地域によっては、1もしくは2社のみ値下げというケースもあるようですね。
9861:1,505円、 9887:2,290円、 7550:1,169円