東芝は、不動産の開発や管理を手掛ける関連会社「NREG東芝不動産」に関し、保有している発行済み株式の30%を、野村不動産ホールディングスに売却するそうです。
売却額は約370億円で、利益水増し問題で悪化している財務体質の改善を目指すようです。
売却は30日を予定しており、売却後の保有株式は5%となり、持ち分法適用関連会社から外れるそうです。
税引き前売却益は249億円を見込んでおり、平成27年7~9月期連結決算に計上するそうです。
東京都港区にある東芝本社は、NREG東芝不動産が所有するビルに入っていますが、売却後も入居を続け、移転の予定はないとのことです。
東芝はこれまでに、子会社の東芝エレベータが保有するフィンランドのエレベーター関連企業「コネ」社の全株式の売却や、精密光学機器の製造や販売をしているトプコンの全株式の売却を発表しています。
資産の処分を急いでいるようですね。
それだけ財務状況が厳しいということなんでしょうね。