こんな小説があった。
過去において、絶世と言えるのではないかという美貌の持ち主な女がいて。
ところが、この小説の副主人公である悪党の趣味はこうだった。
「この絶世な美女の美貌が崩れるその瞬間を、この眼で見るのが快感なんだ」
こんの、ヘンタイ野郎!
★「007 白紙委任状」
ジェフリー・ディーバー著 池田真紀子訳 文藝春秋
この小説を読んだ記憶があったためなのか定かではないけれど。
オイラは、逆なことを思った。
今では誰がどー見たってババアなんだけど、
昔、若いころの写真を視てみたいって。
スナック「カスタム」のママは,オイラの期待に応じてくれた。
すると、ショートカットなイカした女がそこにいたりする。。
(パパに内緒で、見せてくれたんだぞ、オイ!)
オイラは言った。
「こんなにイイ女がいたら、いくらなんだって、オイラ狂っちまうって」
マジなんだからしょーない。
ジェフリー・ディーバーも、
この逆さまからみた意見に、興味を覚えるだろう。
いや、こうした事実に興味を覚えていたからこそ、
それを逆手に取ったのだろう。
PS1:夢枕獏「陰陽師」映画に出ていた小泉今日子なんだけど。
彼女の、現世おける数々の武勇伝は、オイラなんかよりも遥かに有名だけど。
(なんか、口惜しいよな・・・)
彼女が粉する「白拍子」は、元人魚で何百年も生きながらえているという、
美貌の持ち主という設定だ。
実はな、オイラのいる店に彼女のお袋さんが来たんだな。
だって、顔を見たら、すぐにそーだってわかっちゃうんだから。
小泉今日子はな、村上春樹のエッセーにも登場しているんだな。
だから、何かの神懸かりなお告げなのかも知れないから、
平素から注意しているんだな、オイラは。。
(左フックとかを、浴びないようにだけどな)
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