kabukabumanさんのブログ

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中国市場は完全にイカレてる!

上海総合指数、7/3の終値は3686.92pt(前日比-5.77%の下落)でしたが

今年の高値5178.19pt(6/12)から僅か13営業日で何と27%もの下落率を記録しています。

また1営業日内のボラが10%以上の日もあり、ドカスカにも程があるというもです。


(上海総合指数年初来日足チャート)

http://kabutan.jp/stock/chart?code=0823


チャートをご覧頂くとお解かりの様に

2/9の3049.11ptから始まった急騰相場は、およそ4ヶ月後の6/12に頂点を極めました。

この間の上昇率は170%に達し、昨年5月から1年間の上昇率は254%になっています。


中国株が短期間の間にこれだけ急騰した主な理由は以下の3点だと言われています。

①景気減速に伴う金融緩和への期待

②地方政府の財政不安を和らげるため、1兆元に及ぶ地方政府債務の借り換えを認めたと同時に

 李克強首相が全人代の後の会見で景気刺激策を示唆

③アジアインフラ投資銀行に、英国などの先進国が参加したため

 中国への信認が高まるとともに、インフラ関連企業への恩恵が期待された


では逆になぜ僅か13営業日で27%も下落したかと言えば

①中国本土市場はファンダメンタルズによる裏付けが希薄

②上海総合指数は元々株価の変動が激しい市場(PER9倍~60倍以上)

③中国人は金儲けに貪欲で、アナリストが買いだと言えば借金をしてでも株を買うため

 一旦暴落が起こると、売りが売りを呼ぶ展開に陥り易い


個人的に思うことは、中国の個人投資家は甘い儲け話に不用意に飛び付く傾向があるうえに

投資の勉強を怠るため、技術的面・精神面の両方で未熟なのだと思います。


因みに、ブルームバーグ(7/3)に興味深い記事が掲載されていましたので引用します。

「中国の億万長者、6月に純資産が4兆円強吹き飛ぶ-本土株の下げ響く」

6月の中国本土株は月間ベースで2年ぶりの 大幅な下げを記録し

本土と香港の富豪が保有する純資産は計340億ド ル(約4兆1800億円)余り減少した。


中国本土株の指標、上海総合指数の急落に伴ってブルームバーグ・ ビリオネア指数に登場する45人の中国と香港の富豪のうち、80%強の純 資産が6月に目減りした。


群益証券の張露アナリスト(上海在勤)は、「億万長者の資産は株 式相場の騰落と密接に関連している」と指摘した上で、「現在のように 株式市場が不安定化すれば、資産価値は下がる」とコメントした。


中国の億万長者の中で最も資産の減少幅が大きかったのは藍思科技 の周群飛会長。

深圳市場に上場する同社株が36%下落したことが響き、 6月に同会長の資産は48億ドル減少した。

携帯電話のガラス製カバーを 製造する同社が3月に上場したため、周会長は中国で最も裕福な女性と なった。

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