ユニ・チャームや花王など子供用紙おむつ各社は、着心地など機能を高めた新製品の開発を強化しているようです。
国内市場は少子化が進む中、各社は機能面での差異化を進め、シェア拡大を図る狙いで、中国市場や外国人訪日客の“爆買い”による需要拡大も品質向上に拍車をかけているようです。
ユニ・チャームは、赤ちゃんの背中から軟便が漏れるのを防ぐ「ムーニー エアフィット」の改良品を６月下旬に発売するそうです。
新生児らは寝ている姿勢で足を動かす回数が多く、漏れの原因となっていたことから、腹部の伸縮幅を10％広げ、骨格に合わせて背面に密着する構造にしたそうです。
同社は「一歩先を行く高品質をアピールしたい」（広報担当者）とのことです。
一方、大王製紙が４月に発売した「グーン」シリーズの改良品は、吸収体の面積を1.5倍に広げるなどの工夫で、おむつ表面に残る尿などの量を従来品より４割減らしており、「赤ちゃんの繊細な肌に配慮し、さらさらの肌触りが続くようにした」（マーケティング本部）とのことです。
花王の「メリーズ」も昨年８月、パンツ型の「さらさらエアスルー」の一部改良品で、股部分に凹凸がある素材を使い、通気性を高めたのが特徴だそうです。
ユニ・チャームによると、国内市場は平成27年に前期比８％増となる見込みで、少子化による需要縮小を「外国人特需が下支えする」と分析しているそうです。
花王も「中国などで富裕層を中心に需要が拡大している」（広報部）といい、品質を足がかりにアジア市場も開拓する構えのようです。
これでアジア市場を開拓し、利益も増え、株価も上がるといいですね。
8113：2,896.5円、 4452：5,712円、 3880：1,409円
