サイバー攻撃対策でＮＴＴ中心に通信、交通等業界横断組織を設立

[TAROSSAさん]

産業界の情報セキュリティー体制強化に向け、電力・ガス、航空、鉄道、情報通信など重要インフラを担う約15業種の大企業が連携する新組織を設立するそうです。

ＮＴＴの呼びかけに応じた30社が週内に初会合を開くそうです。

サイバー攻撃に関する情報共有やセキュリティー分野の人材育成といった課題に継続的に取り組んでいくとのことです。

サイバー防衛に取り組む業界横断的組織は初で、日本年金機構の年金情報流出問題でサイバー攻撃への危機感が一層高まる中、産業界を挙げてネットワークの防御力向上を図るようです。

サイバー攻撃の対象となるのを避けるため、組織の中心となるＮＴＴ以外の社名は公表しないものの、ＮＴＴは今後も広く参加を呼びかけ、メンバーを40社程度まで増やしたいとのことです。

独立行政法人の情報通信研究機構（ＮＩＣＴ）によると、昨年一年間に国内企業や政府機関などに向けられたサイバー攻撃関連の通信は約256億６千万件と前年の２倍に急増しており、発信元は中国が約４割で最多だったそうです。

社会インフラや生産設備、輸送手段などあらゆる物がインターネットに接続する「ＩｏＴ」化が進展する中、被害の連鎖的拡大を避けるためには、産業界全体でセキュリティーの「穴」をなくすことが急務で、政府はＩｏＴの観点を盛り込んだ新しい「サイバーセキュリティ戦略」を月内に閣議決定する方針だそうです。

125万件もの年金情報流出は、一個人の不注意が始まりでした。

まずは、変なメールは開かないようにしたいと思います。

（もちろん今までも見覚えのないタイトルのメールは捨てていましたが。。。）