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米第一四半期GDP マイナス成長に下方修正か

[ワシントン 13日 ロイター]

米商務省が13日発表した3月の企業在庫高は前月比0.1%増と市場予想の0.2%増をやや下回った。

第1・四半期の国内総生産(GDP)がマイナス成長に下方修正される可能性がある。


2月の企業在庫高は当初発表の0.3%増から0.2%増に下方修正された。

GDP算出に使われる自動車を除く小売業の在庫は0.1%増で

先月発表された第1・四半期GDP速報値における推計である0.8%増を大きく下回った。

2月は0.5%増だった。


GDP速報値は年率換算で前期比0.2%増だった。

冬の厳しい天候や西海岸の港湾労働争議、ドル高、エネルギー企業の大幅な投資削減が足枷となった。


在庫寄与度は0.74%だった。

企業在庫高が伸び悩んだことや、先週発表の貿易収支や卸売売上高・在庫が振るわなかったことで

第1・四半期GDPは改定値でマイナスに転じる可能性がある。


3月の企業売上高は前月比0.4%増と昨年7月以来8カ月ぶりの高い伸びを示した。

2月は0.2%減だった。


在庫に対する売上高の比率(企業が在庫を使い切るまでの期間)は1.36カ月と比較的高く

業者が在庫を積み増しに走る可能性は低そうだ。2月は1.37カ月だった。


[ワシントン 13日 ロイター]

米商務省が13日発表した4月の米小売売上高は、前月比横ばいで市場予想の0.2%増を下回った。

自動車や家具など高額品の販売が減り、全体水準を押し下げた。

米経済が第1・四半期の低迷からの回復に手間取っていることを示した。


4月は自動車とガソリン、建材、外食を除いたコア売上高も横ばいで、市場予想の0.5%増を下回った。

3月の数字は当初発表の0.4%増から0.5%増へ上方修正された。

コア売上高は、GDPの計算に使われる個人消費支出との連動性が最も高いとされる。


ガソリン価格の下落で家計に余裕ができているにもかかわらず、小売売上高は弱含んでいる。

消費者はガソリン安で増えた可処分所得を貯蓄にまわしている模様だ。


第2・四半期の米経済には持ち直しの兆しがあるものの

この日の統計は経済が依然として脆弱であることを示した。

米経済はFRBが9月より前の利上げを決断出来るほどには底堅くない。

 

TD証券(ニューヨーク)の副チーフエコノミスト、ミラン・ムルレーン氏は

「FRBにとって、個人消費や経済成長の鈍さは引き続き利上げを遅らせる理由となるだろう。

今年半ばとの選択肢はないといって良い」と分析する。



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