ワタミは、2015年3月期の連結最終損益が126億円の赤字(前の期は49億円の赤字)になったと発表し、2月に公表した従来予想(70億円の赤字)から、さらに赤字幅が拡大したそうです。
主力の居酒屋チェーンで苦戦が続いており、不振店舗の減損処理などで特別損失が膨らんだそうです。
赤字が拡大した最大の要因は居酒屋を手がける外食事業の低迷で、主力の「和民」や「坐・和民」では客足が減り、外食の既存店売上高は前の期から約7%減少したそうです。
不採算店舗の減損損失を約46億円計上したそうです。
ワタミは国内外食事業や食事宅配(宅食)事業などを手がける傘下3社を合併し、3月に新会社の「ワタミフードシステムズ」を設立したそうです。
外食の不振で同社の業績が低迷。宅食で過去に買収した案件に関連してのれん代も償却したそうです。
ワタミは約100店を閉鎖した前期に続き、2016年3月期も「和民」など85店程度を閉める方針を明らかにしたそうです。
前期の特別損失には、この85店分の閉鎖に関連した約18億円の損失を含むとのことです。
これが底になるといいですね。
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