上場直後に業績を下方修正して株価の急落を招いたIPO5銘柄に関して
金融庁は幹事証券に対し、予見出来なかったか、利益相反が無かったかなどについてヒアリングを行い
5月初旬にも報告するよう要請する。遅すぎるわ!q(キ`・з・´)p アホン$
今回対象となるのは以下の5銘柄 。
調査対象銘柄(市場) 幹事証券 上場年月日 公開価格 初値 先週末終値
3189ANAP(JQS) むさし 2013.11/19 1000円 5000円 676円
6740ジャパンディスプレイ(東一)野村 2014. 3/19 900円 769円 510円
4979OATアグリオ (東二) 大和 2014. 6/25 4200円 3935円 2403円
2586フルッタフルッタ(東M) SMBS日興2014.12/17 4290円 6500円 2164円
3903gumi(東一) 野村 2014.12/18 3300円 3300円 1635円
公開価格PER 初値PER 現行PER 対公開価格下落率 対初値下落率
3189ANAP 6.66 33.98 赤字 -32.4% -86.5%
6740ジャパンディスプレイ 30.47 25.97 3.82 -43.3% -33.7%
4979OATアグリオ 25.13 23.55 14.94 -42.8% -38.9%
2586フルッタフルッタ 13.01 19.71 11.58 -49.6% -66.7%
3903gumi -304.71 -304.71 連続赤字 -50.5% -50.5%
ところで個人的に再三指摘している様に、IPOの審査基準は年々甘くなる傾向にある様な気がします。
上場直前の決算が赤字であったり、町工場より遥かに売り上げ規模が小さい企業はザラですが
債務超過でも上場出来るというのはどう考えても納得出来ません。
無論成長が期待出来る企業を支援するという意図は理解出来ますが
例えばgumiの様に、上場直前だけでなくその前の決算期も赤字であった企業を
こともあろうに東一に上場させるとは一体何事か!誰もがそう感じたのではないでしょうか。
しかも上場直後に恥も外聞も無く下方修正を行い、多くの投資家を奈落の底へ突き落とした責任は
上場を認めた東証と金儲けしか考えていない証券会社にも大いにあると思います。
因みに昨年6月27日、マザーズに上場した6096レアジョブは
上場直前債務超過に陥っていた企業です。
幾ら事業の成長性に期待が出来るとはいえ、経営者の能力は別問題であり
上場を許可するなら、少なくとも黒字化(債務超過など論外)を達成してからにして貰いたい。
そうでければ町工場で必死に利益を上げ続けている経営者に顔向け出来ないでしょう٩(๑`ȏ´๑)۶
これを機会に投資家保護の観点から、IPOの基準をもっと厳格化するべきだと思います。