信越化学が1700億円投資して米国にエチレン新工場を新設

TAROSSAさん
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信越化学工業は、米国子会社のシンテックが米ルイジアナ州に基礎化学品のエチレンの工場を新設するそうです。

北米で産出する安価な新型天然ガス「シェールガス」などからエチレンを製造し、塩化ビニール樹脂の生産に活用するそうです。

約14億ドル(約1700億円)を投資し、2018年前半の完成を目指すそうです。

 

塩化ビニール樹脂は、住宅の建材や水道管に使われており、インフラ整備が進む新興国などで需要が拡大していることから、原料を安価に生産して塩化ビニール樹脂の価格の競争力を高めるようです。

 

信越化学はこれまで、エチレンを外部から調達してきましたが、自前の生産設備を持つことで、将来の塩化ビニール樹脂の増産もやりやすくなるようです。

 

新工場は、シンテックがルイジアナ州に所有する工業用地に建設し、年50万トンのエチレンを生産する能力を備えるそうです。

外部には売らず、全て自社の塩化ビニール樹脂の原料として使うとのことです。

 

アメリカで製造しても割高になるのではないかと思いましたが、土地があるのと、原材料を現地で調達するんですね。

採算は十分とれると見込んでいるんでしょうね。

 

4063:7,756円

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