公的年金を投入した株価対策は、1992年の宮澤内閣時代に初めて行われ
その後1990年代に何度か試みられたそうですが
結局「金の切れ目が縁の切れ目」となり、ピークアウト後は長期下落トレンドを辿っています。
つまり、幾ら政策によって株価を上げても
高水準の株価に見合った株式価値が生まれない限り、株高は一過性で終わるということを
歴史が証明していると言えます。
ですから、日経平均が2万円を目前に失速しているのは株式価値が不足しているからで
今後企業業績が良くなり、給料も上がり、消費も活発(好景気)になれば
公的資金のバックアップなど無くても、日経平均株価は3万円にも4万円にもなり得るでしょう。
因みに、巷ではアナリストや投資経験のない評論家までもが
公的年金等の買い余力が27兆円残っているなどと捕らぬ狸の皮算用をしていますが
我々個人投資家は、決して危機感を忘れてはいけないと思います。
何故なら、誰が買おうと買われた株は何れ必ず売られる訳ですし
東京市場はこれから先も外国人の影響力が大きいからです。
少なくともアベノミクス時代に株式投資を始めた人は、決して好地合いに胡坐をかくことなく
今のうちにしっかり投資経験を積めば、私の様に高い授業料を払わなくて済むと思います。
「ラッキーの 先にオッキー 落とし穴」
株式投資のビギナーズラックは誰にでもありますが、運だけで生き残れる世界ではありません。
地合いが良い今のうちにしっかり勉強し、来るべき下落相場に備えておくことが大事だと思います。
皆様方のご活躍を心よりお祈り致します!<(_ _)>

