シャープは、主力の液晶事業を担当する方志専務が記者会見し「小型に限らず中型や大型も手掛け、技術も市場シェアも持つ。我々は単独でやるべきだ」と述べたそうです。
市場では液晶事業で競合するジャパンディスプレイとの事業統合を取りざたする声もありますが、これを否定したようです。
また、部品事業については「非常に必要な事業」と指摘し、業績悪化を受け、主力取引銀行は部品工場の閉鎖も含めた検討が必要としているが、「工場は継続したい」と述べ、強気の姿勢を崩さなかったそうです。
業績回復に向けた具体的な方策では、独自の液晶技術IGZO(イグゾー)を生かし、巨額投資を避けて既存工場を有効活用すると強調するにとどまったようです。
自動車や医療、社会インフラなどの比較的安定している「企業向け」市場へシフトする将来像を示しましたが、ジャパンディスプレイなど競合企業と重複しており、同社が米アップルのiPhone向けへの出荷を見込み新工場建設を手掛ける中、すみ分けによる生き残りに向けた有効な手立ては十分に示せなかったようです。
否定したといっても、単独でやっていけるんでしょうかね。
いけるんならいってもらいたいものですが...
6753:240円、 6740:472円