kabukabumanさんのブログ

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SQ前に一旦調整か 

ナスダック指数が遂に5000ptを超え(5008pt)

2000年のITバブル期に付けた最高値5048ptまであと40ptに迫りました。

ここまで来れば高値更新は確定的だと思いますが

祭りが最高潮に達した時にしばしば落とし穴が待ち受けていることが多いので

当面は普段より多めに余力を残しておきたいところです。


因みに東京市場は、年初から海外勢が大幅に売り越していましたが

2月第3週目に漸く大幅な買い越しに転じました。

しかし今年の上昇相場を一貫して支えている信託銀行と事業法人という受け皿を利用して

買い越した海外勢がSQ前に売りに回る可能性があり

SQ(13日)までは先物の動向に注意が必要ではないかと思われます。


以下<日経新聞 3/2の記事より>


大阪取引所が2月26日に発表した2月第3週(16~20日)の投資部門別売買状況によると

海外勢は日経平均先物とTOPIX先物で合わせて9132億円買い越した

この規模は2014年11月第1週に1兆3637億円買い越して以来の規模となる。

ところがこうした買いは、SQ前後に一転して売り圧力として顕在化することが多い。

 


昨年を振り返っても、海外投資家は日銀の追加金融緩和を受け11月に先物を大幅に買い越したが

SQの12月初旬頃に一転売りを出し相場は下押しした経緯がある。

今月は13日のSQ算出を控え、「SQ近辺で短期の投資家は売りに回る」

(BNPパリバ証券の丸山俊日本株チーフストラテジスト)との見方もあるため

先物の動きに思惑が膨らみやすい。


もっとも、下値で日本株を買う主体がいることは確かだ。

GPIFや共済年金、かんぽ生命などだ。


2月27日にGPIFが発表した2014年の10~12月の運用状況によると

12月末時点で国内株の運用比率は19.8%だった。

GPIFは国内株の比率引き上げに取り組んでおり

10~12月に1兆7000億円程度の国内株を買い越したとされる。


また、市場関係者の話を総合すると

最終目標に到達するためにはGPIFの株買い余力は約5兆円あるとされる。

「想定以上に早いペースだが、買い余力は残っており、他の共済年金なども中長期的に日本株買いを進めそうだ」(大和証券の熊沢伸悟マーケットアナリスト)との見方がある。


短期的には先物取引で振り回される場面もありそうだが

年金買いへの期待で相場は底堅く推移するとみられる。

〔日経QUICKニュース(NQN) 中山桂一〕

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