ベランダにつるすなどする空間用虫よけ剤の表示の根拠が不十分だとして消費者庁は販売する大手４社に景品表示法違反（優良誤認）で措置命令を出したそうです。
４社は表示を変えるなどの対応をとる必要があるそうです。
同庁によると、対象は2011年以降に販売された興和「ウナコーワ虫よけ当番」、大日本除虫菊「虫コナーズ」、フマキラー「虫よけバリア」、アース製薬「バポナ虫よけネットＷ」で計30品目あり、製品には「簡単虫よけ」「シャットアウト」などと表示されているそうです。
同庁は、各社の製品に含まれる殺虫成分ピレスロイド系薬剤に「ユスリカ」や「チョウバエ」を遠ざける効果があると認めたものの、各社の試験データは虫の数が少なかったり、屋外での使用を想定しながら風が弱い場所での結果だったりしたため、表示の根拠が不十分と判断したそうです。
試験方法について大日本除虫菊は「屋外のテントの出入り口に製品をつるして中に入るユスリカなどを数えた」、興和は「夕方の屋外に製品をつるし付近に集まるユスリカなどを数えた」そうです。
今回の措置命令を受け、４社は表示を是正して販売を続けるそうです。
フマキラーは「不服申し立てを行うか否かを含め今後の対応を決定する」、他の３社は「真摯に受け止める」などとコメントしたそうです。
また、これらの製品が虫よけ効果をうたう「ユスリカ」は人を刺して血を吸うことはなく、複数の社は一部の消費者が吸血する「アカイエカ」などの蚊と混同していることを認めましたが、今回の処分理由には含まれていないそうです。
調査会社富士経済によると、空間用虫よけ剤の市場規模は2000年代半ばから拡大し2014年見込みで158億円と2008年の２倍強になったそうです。
私もてっきり蚊に対する効果があるものと思っていました。
たしかに「虫よけ」であって、「蚊よけ」とは謳っていませんが...
4998：396円、 4985：3,945円
