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決算材料視も株価位置や需給面なども考慮する必要

 

 日経平均は反落。55.77円安の17923.95円(出来高概算12億9000万株)で前場の取引を終えている。12日の米国市場では、ユーロ圏財務相会合延長とウクライナ停戦合意が好感され、NYダウは100ドル超の上昇となった。一方で米小売売上高が予想を下回ったことから、米利上げ観測が後退。これにより円相場は1ドル118円後半と、前日からはやや円高に振れているなか、前日の300円超の上昇に対する反動もあり、利益確定の売りが優勢に。


 ただし、2月SQ値が17886.04円となり、このSQ値が支持線として下げ渋りをみせている。また、TOPIXは僅かながらプラス圏で推移していることから、下値の堅さが意識されている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり836、値下がり888、変わらず137と拮抗。セクターでは、その他金融、不動産、鉱業、ゴム製品、建設、石油石炭、鉄鋼が上昇。半面、電力ガス、ガラス土石、空運、海運、その他製品、倉庫運輸、精密機器、繊維などが冴えない。


 日経平均は反落ながらも、寄り付きを安値に下げ渋りをみせている。2月SQ値17886.04円が支持線として意識されており、内需系を中心とした物色が続いており、下を売り込む流れにはならない。一方、ミクシィ(2121)が換金売りとみられる流れから冴えない展開であり、物色対象が新興市場から東証1部銘柄にシフトしてくるかが注目される。


 また、決算発表が終盤を迎えているが、上方修正を発表したBEENOS(3328)が昨年来高値を更新したほか、JDI(6740)、楽天(4755)なども堅調である。ただし、JDIはアク抜けによる需給面での影響も大きいとみられ、ミクシィ(2121)と明暗を分けている。株価位置や需給面なども考慮する必要がありそうだ。

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