株式相場にはいろいろいろなアノマリーが存在します。
SQ当日の日経平均が陰線で引けると、その月の株価は下落するというのも
過去から語り継がれているアノマリーの一つです。
無論サプライズでもあれば状況は変わりますが、1月は本格的な決算時期でもないし
外部要因が改善する気配もなく、頼みの綱はダウの上昇だけだと言っても過言ではありません。
そのダウが昨日は大幅に下落しており、日経平均は再び17000円を割りそうな気配です。
NY市場が下落した大きな原因は、雇用統計で賃金の水準が低下したことだそうですが
幸か不幸か月曜日の東京市場は休場なので、週明けダウの反発に僅かな期待が残ります。
但し、今月は不安定な相場が続き、日経平均は陰線で終わる可能性が高いと考えて
トレードに臨む方が賢明だと思います。
しかも昨年から「節分天井彼岸底」というアノマリーも薄れつつある様です。
また市場が原油価格の40ドル割れやギリシャ問題をある程度織り込んでいるとしても
いざそれが現実になると、投資家心理は往々にして悲観的になるものです。
つまり織り込み済みという表現は「織り込んだ筈」とういう意味で
個々の投資家全てが織り込んだ訳ではありません。
だからこそ株価は評論家の予想通りには動かないのでしょう。
ですから経済評論家というお偉い人達が株式相場を語るのであれば
心理学、中でも群衆心理学を充分理解した上で発言して欲しいと思います。
因みに私が株式投資を始めた動機の一つは心理学に興味があったためですが
実際に投資を始めると、他人の意見を疑ってかかる習慣が身に付いて
何とも疑い深い嫌な性格になりつつある様な気がします。┐('~`;)┌
<私が株式投資を始めて学んだこと>
正直者は馬鹿を見る!
自分以外の投資家は嘘つき!
株価予想をする経済評論家は能無し!
世の機関投資家は盗っ人!
証券会社は詐欺師!(特に外資系の投資銀行・証券会社)
G.S・ドイツ銀行に至っては強盗に近い!
ヘッジファンドは火事場泥棒!
これほど大きなハンディを負いながら成果を出し続けている個人(みんかぶには沢山居られます)は
並のファンドマネージャーより遥かに優秀だと思います。
「みんかぶ」が投資ファンドなら、案外良好なパフォーマンスを得られるかも知れませんよ。(*^^*)
今年も「みんかぶファンド」の活躍を心よりお祈り致します!
