大納会の日経平均は17450円まで下落し、25日線(17515円)を下回りました。
これで短期的には下降トレンドの可能性が高まったのではないかと思います。
しかもドル建て日経平均は145.67ドルで、25日線はおろか75日線(146.18ドル)
さらには200日線(146.06ドル)をも下回り、中期的にも下降トレンドの様相を呈しています。
200日線を重視するのは特に米国の機関投資家ですが
少なくとも日本株に対する投資家心理には、黄色信号が点ったのではないかと思います。
またNY市場も、このところ急激に上げた反動で利益確定売りに押され易い状況で
当面ダウが18000ドルをキープする材料は見当たりません。
しかし、米国の1月相場は例年高い確率で上昇しているという過去の経緯があり
特徴としては主に中・小型株が買われる傾向がある様です。
2015年もこのアノマリーが健在であれば
日本市場も中・小型の材料株は要マークだと言えそうです。
従って2015年1月の投資戦略としては
特に12月のIPOや新興の出遅れ銘柄、業績の進捗状況が良好な銘柄(3Qの上方修正に期待)
或はJPX400の中・小型株を中心に投資戦略を練りたいと考えています。
最後に、今年一年を振り返ると
10月の追加緩和が無ければ、日経平均株価は鳴かず飛ばずの一年間だったと思います。
個人的にはそのチャンスを生かすことが出来ず、年間収支は+8.67%(税引き後)
持ち越した9銘柄の含み益は+12.5%という結果に終わりました。
当初計画した+30%は大幅にショートしましたが
来年も同じ目標にチャレンジしたいと考えています。
因みに、2015年は米国経済が世界経済を牽引すると予想されていますが
利上げによる影響が未知数であること、原油価格のさらなる下落懸念
さらには中国の成長率鈍化やウクライナ、中東、ギリシャ問題など
大小の地雷が沢山存在することを考えると
日本市場も今年以上に厳しい一年になる様な気がします。
来年も「みんかぶ」の皆さんと一緒にに知恵を絞りながら
困難な相場を乗り切ることが出来れば幸いだと思います。
それでは皆さん、良いお年をお迎え下さい。そして来年も宜しくお願い致します! <(_ _)>