暫く追い掛けていたモルフォと完全に縁を切り
今日「マークラインズ」(12/16上場)に乗り換えました。
ところでIPOの中には、初動から急騰を続ける銘柄もあれば、初値が高値という銘柄もあります。
しかしこれらの銘柄間には公開価格のPERが一桁であったり
直前の決算が赤字のためPERがマイナスの場合もあります。
今月に入り今日で17社が新規上場しましたが
一昨日上場した「UNEXT」は、初日公開価格3000円に対し3950円で寄り付いた後
今日まで3日連続のS高です。
勿論、事業の成長性が期待される銘柄が人気化するのは解かりますが
公開価格のPERが10.22倍と割安であったことも躍進を続けている原因だと思います。
また昨日上場した「今村証券」は公開価格のPERが3.30倍で、今月のIPOの中では最低です。
公開価格1350円に対して1720円で寄り付き、終値こそ陰線(1650円)でしたが
今日は早速切り返してS高(2050円)で引けています。
逆に公開価格のPERが非常に高い銘柄もあります。
例えば、「弁護士ドットコム」のPERは公開時608.91倍でしたが、寄り付いた後は下げ続けていますし
本日上場した「アドベンチャー」は、公開時のPERが214.78倍で、初日いきなりS安で引けました。
結局、事業の成長性に大きな魅力がない限り
公開価格の妥当性がその後の株価に相関する様な気がします。
因みに公開価格のPERがマイナスのIPOが今月3銘柄あり、そのうち2銘柄が上場されました。
つまり新規上場する直前の決算期が赤字だった訳ですが
今日東証一部に上場した「gumi」も直前の決算が赤字で、公開価格のPERは-304.71倍です。
但し当期の業績見込みは黒字なので、東証の上場規定を読むと納得は出来ます。
しかし12/12にマザーズ上場を果たした「クラウドワークス」は公開価格のPERが-1000倍で
しかも上場前の決算だけでなく当期予想も赤字です。
http://post.tokyoipo.com/visitor/search_by_brand/infofile.php?brand=11120&info=1073867
東証の上場規定には、上場直前の決算が赤字でも
次期以降安定した黒字体質が見込めれば問題ないと書かれていますが
決算書を見る限り当期の予想も含め、少なくとも3期連続の赤字です。
無論当期決算が赤字になる特別な理由があるのだとは思いますが
それにしても、ちょっと甘いんじゃないの?という気がします。
とはいえ、東証様が認められたことなので、文句を言う筋合いでないことは百も承知していますが
久し振りにIPO銘柄を買ったので、ふと思い付いてグチってみました。(`・з・)ブー