化粧品大手のポーラ・オルビスホールディングスは、2014年12月期末の配当を147円と従来予想から100円増やすそうです。
年間配当は187円(前期比132円増)となり、今期の1株利益を上回る見込みで、利益以上の株主配分に踏み切ることにより、自己資本利益率(ROE)の向上を目指すようです。
同時に今期の業績予想の修正を発表し、純利益は前期比33%増の97億円になる見込みで、東京都内の賃貸オフィスビル売却により特別利益を計上するため、従来予想を9億円上回るそうです。
売上高は前期比3%増の1980億円、営業利益は10%増の176億円という従来予想を据え置いたそうです。
今期の1株利益予想は170円前後で、年間の配当額はこれを上回ることになります。
これまで利益のうち配当に充てる割合を示す「配当性向」5割以上という目標を掲げてきましたが、今回はさらに配当を増やすことで自己資本の増加を抑え、ROEの向上を目指すとのことです。
今期のROEは5%強の見通しで、2016年12月期に8%にするのが目標だそうです。
これで配当利回りは今日の株価で4.44%になりますね。
この利回りは魅力的ですね。
ただ、もっと株価が上がってくれれば、そっちの方がいいんでしょうが...
4927:4,215円