日本は海外からのシステムを日本流の非論理的でダメなシステムに変えてしまう。
自分たちに都合のいいところだけを取り上げて、サブプライムローンみたいなシステムにしてしまうんだよね。
短期的な欲に駆られれば、そこにいる既得権益だけが焼け太りをし、全体のやる気が落ち、レベルはどんどん下がってしまう。これが社会主義がダメになる仕組みだ。
派遣しかり、野球のクライマックスシリーズしかり、根本的な解決を考えずに目先の利益を追求すれば、長期的にその産業は確実に衰退するってのにね。
でもバカの一つ覚えみたいな正論で、格差を平等にするためにとか、人権保護のために派遣をなくそうという人たちは、じゃあなぜこの派遣がここまで日本で普及したのかを考えてみるといい。企業のコストカットだけを考えると今の日本にある派遣ってシステムが本当に理想的なのかって疑問も出てくるからね。そうじゃなきゃただの反日左翼と同じになってしまうからね。
派遣は確かに人件費をカットできるかもしれないが、企業がその派遣社員を直接雇った方が、派遣会社にたくさんのマージンを払わなくていいし、直接雇うことで企業側も社員をより長期的に教育をしやすくなるってメリットもある。でもそれがなかなか普及しないのはなぜなのかってことをね。
これはやっぱり福利厚生とか、社会保障の制度上の欠陥が大きいんだと思うんだよね。企業が社員を直接雇用にするとそういう処理をするのにすごい費用がかかるんだろう。だから派遣会社にやらせてるんじゃないか。
そういうところを見ずに、派遣法改正で3年たっても正社員になれないとか、正社員の夢が断たれるとか、あほの野党が騒いでいるが、正直、その3年のタイムリミットなんて、ほとんどの派遣社員にとって絵に描いたモチだからね。現場をわかっていない左翼政治家が、弱い人たちの味方を気取ることで与党を攻撃しているだけなんだよね。
今僕の周りを見渡しても派遣社員で3年以上働いても正社員になっていない人たちなんてごまんといる。むしろこの法律のおかげでいろいろな企業がいろいろな抜け道を使っているので、その弊害も大きいし。
大騒ぎしている議員は一回どれぐらいの人たちがこの法律の下で正社員になっているのか調べてみればいいと思うね。