昨日せっかく暴騰した株も今日は爆下げで半値押し、まあ、あれだけ上がりゃあこんなもんなんでしょうか。こんなときはおとなしく投資信託の安くなったとこでも拾っておこうかという気分です。
で、タイトルのはこれ↓
http://toyokeizai.net/articles/-/48795
もともと東洋経済新報社って、安倍政権やアベノミクスに批判的だとは思っていたけど、この対談記事はなんだかなあという感じ。サヨクの人ってこういう考え方をするもんなのか。自分じゃそれほど→でも左でもないと思ってはいるのですが、これを見て「目からウロコ」の感じがありました。
内容は白井聡(政治学者)という人と笠井潔(作家)という人の対談だけど、まずは2020年の東京オリンピックがお気に召さないらしい。
3.11の津波の大損害、福島の原発事故が収束していないのにやっていいのかということなようだが、これには一理あるにしても、「新聞やテレビなど大きなマスコミで、東京オリンピック反対を正面から訴えている会社はひとつもありません。これもひとつの劣化ではないでしょうか」というのがよく分からん。
反対するメディアがないことを「劣化」と言うなら、じゃあ1964年のオリンピックのときは反対していた連中がいたのか。少なくとも自分はそんなことは聞いたことはない(もっともガキでしたからね)。
もう一つは、1940年の東京オリンピックが幻になり大日本帝国は敗戦、1980年のモスクワオリンピックじゃ日米ほかがボイコットしたあげくソ連崩壊。この間40年なのでさらに40年後の2020年も不吉なのだそうです。って、ケチがついたのはまだ2回だけで、ジンクスにもなっちゃいないし。
当然ながら安倍政権のことは極右政権と決めつけています。それに、対イスラム国に対しては、「日本は｢イスラム国｣掃討に行きたがっている」だそうで、「安倍首相の心情を慮れば、生徒がハイハイハイと手を挙げているのに、なんで先生(アメリカのことです)は指してくれないんだろうという状態でしょう」とか、集団的自衛権については「解釈改憲までやって軍事力を行使できるようにする政治勢力は、当然、歴史修正主義的な、昔懐かし派に決まっています。大日本帝国を全面的に肯定したいという欲望に憑りつかれたファシストであるのは自明の理」なのだそうです。もちろん、その根拠は言わない。
う～～～む、このお二人は超能力でもあって他人の心が読めるらしい。自衛隊をイスラム国掃討に出すだなんて、ガチガチの右翼だって言ってないだろうに。
ほかにも「パシフィック・リム」とか「ゴジラ」(ハリウッドの最近のヤツ)も引き合いに出してますが、たかが映画に目くじら立ててどうすんだか。
まあ、さすがに政治学者と作家だけあって知的な「雰囲気」こそあるものの、この対談ってなんかネトウヨの書き込みと大して変わらんなあという印象。ウヨクもサヨクも行き過ぎた論議は気持ち悪いもんです。
でも、この前の安倍内閣改造を「ポストの割り振りにしか過ぎません」というのだけは、まあ納得できるかな。
