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★「秩序ある報復合戦」が国際社会では必須(その2)
欧州と米国、欧州内、東南アジア内、インド周辺、南米内、中国・ブラジルなど、、、結構、世界各国は互いに日常的に報復合戦をやり合っている。
日本は四海に囲まれているし、中韓、東南アジアなど周辺国が長らく対日パワーバランスで弱小だったし、日本自体が押しまくる国でなかったから何もなかっただけ。
しかし、現代では四海は意味を成さない。
そのうえ、周辺国も強くなってきて(日本が技術・資金援助で強くした)、日本への妬みが具体的実行に表出するようになってきた。
でも、こんなことは戦後の米国、欧州では日常茶飯事でした、、、例えば世界中での反米運動の妬み攻撃。
自分から何もしなくても、豊かなだけで攻撃されるのは世の中では普通にあることです。
日本攻撃が増えるのは、日本もようやく欧米並みに国際社会で遇されるようになってきた、ということでもある(こういうことは90年代から欧米識者に予見されていた)。
だから、これからは日本も、国際社会の礼儀作法である「秩序ある報復合戦」(それと「賢い自己主張」)をせざるを得ないのです、たぶん。
それらにビビったり、パニくったりせず、冷静に損得勘定してコントロール出来るようにならないと、国際社会の中で国民益喪失となっていくでしょう。
それらを上手く出来なくて、破滅に至ったのが、第一次大戦~第二次大戦までの日本外交だったと思います。
戦後左翼のデマを一切無視して、当時の「事実」だけを時系列で並べて見るとそれは良く分かります。
また、明治維新~第一次大戦までの外交を見ると、日本は決して外交下手、情報戦下手な国でなかったことも分かる。
要するに第一次大戦以降、豊かさにアグラをかいて無為な指導者が増えてしまったこと、育ちの良い世代に変わって融和主義(=平和第一主義=事なかれ主義)がはびこったのが外交悪化の根源でした。
歴史から学べるのに歴史を繰り返すのは愚かなことです。
(補足)歴史デマがあふれる近年における戦前の歴史の調べ方:
歴史的「事実」とは当時の一次資料からのニュース。 伝聞・論説など二次資料ではありません。 戦後の日本では、「事実」の部分でも断定形でウソを書く論説(例えば最近の日経、昔からの朝日)が多くて二次資料は役に立たない。 特に日本の被害に関する「事実」はすっぱり無視されて、その後の報復の部分だけが誇張されてたりします。 だから、日本が報復・主張を控えまくって、周辺からの攻撃がエスカレートしていった状況や、まわり中、敵だらけになっていった状況は分かりにくい。 日本だけ(これは孤立化の証し)がなぜか唐突に暴走して「侵略」しまくったように見えてしまう(戦後左翼プロパガンダ)。
(補足)日本の戦後イメージの変化:
従前は、伝統を守りつつ敗戦の激貧からのし上がってきたサムライの国、というイメージが主流であった。 貧乏人の仲間だけど手強い奴と認識されてたので攻撃されにくかった。 近年は金持ちだけど弱そうなやつ、というイメージに変わりつつある。 自ら攻撃的なことはしないので、そういう意味では好感度は高いが、これは何かの拍子にスケープゴートにされやすい、ということでもある。 90年代に日本国内で問題視されたが、日本には未だサムライ、芸者がいる、と外国から見られるのは(外国の教科書に日本紹介からのイメージ)、日本外交にとって実はそんなに悪いことではなかった。
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