企業がお金を集めるために発行する株式や社債を個人投資家に買ってもらおうと、優遇策を打ち出す企業が増えてきたようです。
株や社債をすぐに売らず、長い目で企業の成長を見守ってくれる人を増やし、株価や社債の価格を安定させようとの考えです。
玩具大手のタカラトミーは6月、「株式を3年以上持ってくれたら、おもちゃを4割引きにします」と株主が自社サイトでおもちゃを買うときの割引を始めたそうです。
株の保有期間が1年未満の人は1割引きですが、3年以上なら4割引くそうです。
日本製粉も来年から、株を1年超持つ人を優遇する。毎年贈るパスタなど3千円分の自社製品に加え、長期保有者には1500円分追加するそうです。
投資情報の発信を支援する野村IRによると、「株主優待」を持つ企業は今年7月末、全上場企業の3割の1137社あり、このうち、株を長く持つ人をさらに優遇する制度があるのは118社だったそうです。
2003年の2社から徐々に増え、この2年間では約6割増と大幅に伸びているそうです。
機関投資家からみれば、株主優待するぐらいなら配当を増やせと言うでしょうが、個人株主にとっては株主優待の内容により購入銘柄を決める人もいますね。
みんかぶのみなさんは配当派の方が多いかもしれませんね。
7867:618円、 2001:532円