まず、同級生の経営する行きつけの居酒屋で聞いた話。
「○×会館ビルの3階に、フィリピンやロシア人のいる飲み屋がある」
そう教えてくれたのは、いつもいつもオイラのことをゴルバチョフと呼びつける
不動産業の伴さんだった。
なんとなく気になって、数時間ほど前に藤沢駅南口を徘徊してきた。
驚いたことに○×会館は、行きつけのスナックカスタムの入居しているビルの隣だった。
その3階に行ってみた。
エレベーターを降りた正面の壁一面に、
それはそれは美しいフィリピンやロシア人女性の写真が飾られていた。
その写真を物色しながら、右に向かって入口方向へ進んでいくと、
お客さんたちの写真も並べられていた。
真っ先に梅宮辰夫が、オイラの目に飛び込んできた。
自民党の甘利明も、女の子に囲まれながら鎮座している写真があった。
この二人が一緒に映っていたのかどうかは、定かではない。
気が動転して、よく覚えていない。
こんな大物がふたり来るような店だったら料金もさぞや高いのだろうと、
そそくさとその場所を後にした。
オモテに掲載されている料金表なんて、あてにならない可能性がある。
ところで、どうしてこういう写真が飾られているのか考えると、
1 店の宣伝
2 店オーナーの力の顕示
なんぞが思い浮かぶ。
2の場合だとすると、それがどんな筋の人なのか想像しないといけない。
こんな大物がふたりも来てくれるオーナーって、普通じゃない。
それと、ホントウの料金のことも。
同級生である居酒屋の主人は、こういう情報に非情に詳しい。
行くのなら、彼に相談してからにしよう。
それとこれは本音なのだが、
もしも甘利正と昵懇のオーナーだとすると、
このオーナーを通して、落選した小説のITアイディアを聴いてもらえる可能性がある。
菅官房長官にしても甘利明にしても、
オイラなんぞが事務所に直接行ったって、話を聞いてもらえる時間なんてあるわけがない。
書類にして提出しても、読まれずに捨てられるのがオチだろう。
元CIAのJ・C・カールソンも著書で言っていたが、
こういう場合には、ターゲットのよく知る人物を仲介させるのが常套手段だ。
菅官房長官だったら、二階堂ドットコム。
甘利明だったら、この店のオーナーだ。
PS:梅宮辰夫の方が年長で、甘利明は村上春樹と同年齢だ。
この情報が役に立つかどうかは不明だけど。