イオンがダイエーを子会社化して27日で1年経過し、低迷が続く老舗スーパーのてこ入れを続けているようです。
ダイエーの店舗が多い首都圏と京阪神では、得意な食品分野に力を注ぎ、北海道と九州では物流や仕入れをより効率化しようとしており、将来的にはダイエーの屋号を外しイオンに一本化する可能性もあるそうです。
「ダイエー」、多くの店を持っている首都圏や京阪神に(経営資源を)集中する」。イオンの森美樹副社長は7月の決算会見で、ダイエーの将来像についてそう説明したそうです。
現在、ダイエーの総合スーパーは関東に50店、近畿には35店あるそうです。
鍵とみているのが、もともとダイエーが強かった食品分野だ。今は総菜を買って自宅で食べる「中食」の需要が増えており、売り場から生鮮食品を減らし、総菜や冷凍食品を増やすといった改装を、多くの店で進めているそうです。
この秋には、「食」を重視した新業態の店の1号店を首都圏で開く予定だ。食品スーパーにレストランやカフェ、料理教室を加え、「食を基点にした総合専門館」とする計画だそうです。
うまくいくといいですね。
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