以下、ウクライナ紛争を巡る議論より。 平和主義者、左翼や、先進国の指導者が外交ミスを犯すパターン(定石)について書いてます、、、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
軍隊派遣=衝突、ではないですよ。
大抵の場合、軍事バランスの崩れ=衝突、なんです。
クリミア、東ウクライナ、、と紛争が拡散しているのは、軍事バランスが崩れているからです。
だから、紛争拡散を止めるには軍事バランスを戻す必要がある。
ロシア軍のウクライナ国境への集中に対し、欧米軍の派遣で軍事バランスを戻す必要があるんです。
このまま何もせず、紛争が拡散すれば、それこそ恨みの拡大、報復の連鎖を招きますよ。
短期でも中長期でも、平和維持には軍事バランスが常に重要です。
交渉は軍事バランスを回復してからでなければ、何の意味も持ちません。
ロシアのような発展途上国では、力>道理、だからです。
力の均衡がなければ、道理の交渉にはならないのですよ。
平和主義者、左翼(米国、日本の左翼とも)の間違いは、軍事バランスや発展途上国の行動パターンが分かってないことです。
人間の行動パターンは環境の中で形成される。 先進国と発展途上国の人間の行動パターンは同じでない。 これは右翼も保守も大抵の日本人(先進国の国民)が分かってないとこです。
(補足) 軍事バランスがあっても衝突を回避できない場合もあります。 それは宗教などカルト勢力との紛争です。 カルトには道理も合理も利害も通じない。 ただ、自分たちの「妄想(不合理!)」の実現だけが目標で、そのためには手段を選ばない。 「異教徒」を叩きのめすためならば、デマでもウソでも何でもありなんです。 それは、中世の宗教戦争、現代韓国の反日カルト、そして日本の左翼カルトの行動パターンを見てればよく分かる。。。彼らの行動を時系列に追っていくとオウムと何の違いもないことが分かる。 カルトとの紛争では、最後まで戦い抜くしかないのです。 カルトの勝利に終われば、その不合理性ゆえ、全てのヒトが不幸になっていくからです。 だから、カルトに染まる人間を増やさぬように、合理性を重視した教育が非常に重要になる。
さて、日本の教育界・大学・学界はどうでしょうか? 左翼カルトの浸食がひどくなってません??
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先進国は、信頼関係と利益が一致する度合いが高い社会なので、信頼関係さえあれば何とかなる。
しかし、発展途上国はそうでない。
だから、国際交渉で考えるべきは、利害であって、信頼関係ではない(ここは日本の政治家、官僚、マスコミ、経営者が最も勘違いしてるとこ)。
信頼関係だけでは何も解決しない。
利害調整がなければ信頼関係など泡沫である。
逆に利害調整が成されていれば、信頼関係などなくても紛争は起きない。
利益にフォーカスしている限り、交渉相手が先進国であれ、発展途上国であれ、国民益を誤ることはないです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上、3点のミスパターンは物凄く初歩的なことだと思います。
明治の指導者にとっては自明なことで、彼らがここで道を誤ったことはまずない。
彼らの議論はその先のもっと精緻な外交交渉にあった。
入口で道を誤りまくり、国民益を損ないまくる最近(1975以降)の日本外交は情けなさすぎる、、、(左翼カルトとアホな利権政治家が力を持つようになったため)
同じようなことはサラリーマン経営者が増え、持合い株が増えた時代のグローバル企業経営者にも言えるのですけどね。