米国の金利ですが一向に上昇しませんね。
今までの金利が既にテーパリングを織り込んでいた所為かも知れませんが
この調子だと円相場が1ドル100円を切っても不思議ではないと思います。
その結果イールドスプレッドの日米格差はおよそ0.8ptのまま変わらずに推移しており
ダウと日経平均を比較すると日経平均の方が2000円以上割安という計算になる様です。
勿論ダウが割高とも言えますが、直近のPERはダウ15.09倍、日経平均14.65倍なので
過去の水準を考えると、やはり日経平均はもう少し高くてもいい様な気がします。
因みに日経平均の適正株価をリスクプレミアムを用いた方法で計算してみると
以下の様な数字が導かれます。
但し益回りは東一全体のデータしか把握出来なかったので多少誤差があると思います。
日経平均適正株価=EPS÷(長期金利+リスクプレミアム-名目GDP成長率)×100
*「リスクプレミアム」
リスクのある投資に対して、投資家がリスクを冒しても良いと考える上乗せ利益
つまりリスク・オンになるために必要な収益面での魅力度を指します
リスクプレミアム=益回り(6.45%)+OECD名目GDP成長率(1.2%)-長期金利(0.53%)
<計算>
①日経平均直近のEPS 1,035.08円
②リスクプレミアム 7.12%
③名目GDP成長率(OECD) 1.2%
日経平均適正株価=1,035.08円÷(0.53%+7.12%-1.2%)×100=16,047.75円
しかし現在のPERが妥当な水準かどうかは別問題で
債権の利回りと株式の益回りを比較した時に
日経平均のPERは20倍でも可笑しくないという考え方もある様です。
ただ20倍で単純計算すると1,035.08×20=20,701.60円なのでやや現実離れした数値だと思います。
勝手な想像ですがやはりEPS1,100円×PER17倍=日経平均株価18,700円くらいが
来春の目標値として現実味のある数字ではないでしょうか。
(お断り) → 暇人の空想なのであしからず m(_ _)m