経営再建中のシャープは、大阪市内で定時株主総会を開き、2期連続の巨額赤字を経て平成26年3月期は最終黒字を確保したものの、無配が続き、復配のめどは立っていないことから、株主からは、今後の成長戦略に関する質問が相次いだようです。
シャープは経営の健全性を示す自己資本比率は8.9%にとどまり、無配は平成27年3月期で3年連続となるそうです。
高橋社長は「大変申し訳なく、深くおわびを申し上げます」と陳謝したものの、株主からは「配当を重視して株式を所有している。(無配は)納得できない」など不満の声があがったそうです。
復配の時期について大西副社長は「最重要課題の資本の充実とのバランスをみて、判断する」と説明したそうです。
総会では高橋社長ら取締役11人の選任など、3議案を承認し、参加者数は943人(昨年1021人)で、所要時間は過去最長だった昨年と同じ2時間23分だったそうです。
いつになったら「資本の充実とのバランス」がとれるんでしょうね。
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