大手ホームセンターのコーナン商事は、輸入・販売した一部の電気製品に法律に基づく検査の記録がないのに、安全を確認したときにつけるＰＳＥマークを付けて販売していたなどとして、857品目、計約１千万個の商品を20日から自主回収し、代金を返すと発表したそうです。
回収するのは2002年５月から今年５月９日までに販売した電気コードや扇風機、照明器具などで、商品が残っている場合に限るそうです。
対象商品は同社ホームページに掲載するほか、専用フリーダイヤル（0120-171-657）で問い合わせに応じるとのことです。
同社は電気製品を輸入するとき、電気用品安全法の基準に基づいて検査するよう取引業者に求めていましたが、検査証明書が届く前に売っていたそうです。
その後、証明書が届いていない場合や、検査方法を間違えていたものもあるといい、今後、取引先の責任を追及する考えも示したそうです。
今回問題になった商品は、不透明な取引があった問題でコーナンが昨年12月、会社法違反（特別背任）容疑で大阪地検に刑事告訴した前取締役が責任者として、輸入を増やしていたそうです。
回収の費用は2014年２月期決算で74億円を特別損失として計上しており、追加の費用はかからないとのことです。
先日日記にも書きましたが、これで実行段階に移るようですね。
7516：1,013円
