日立製作所は12日、2014年3月期連結決算を発表、最終利益を前期比で51.1%伸ばして2649億円となったそうです。
同日までに出そろった総合電機3社の最終利益は、日立が大差をつけてトップとなり、三菱電機と東芝がこれを追う形となりました。
日立の売上高は6.4%増の9兆6162億円、営業利益は26.3%増の5328億円とし、主力の電力事業で原発向け受注が大幅減少したうえ、三菱重工業との事業統合などで収益が減少し、情報機器もいまひとつでしたが、自動車と自動車関連を含む高機能材料をあわせた事業別営業利益を前年より552億円伸ばしたそうです。
さらに半導体製造装置や建設機械も営業利益を大きく伸ばしたそうです。
営業外収益は前期の458億円からこの期は5倍近い2140億円まで伸ばしたことで、最終利益が大きく伸びたそうです。
日立を追う三菱電機の前3月期最終利益は前期比2.2倍増の1534億円、東芝は34.3%減の508億円にとどまり、差は縮まらなかったようです。
ただし三菱電機、東芝とも営業利益は前期比約5割増の2000億円超としており、追撃態勢は整えているようです。
今期(2015年3月期)の最終利益は日立が2300億円と減益予想なのに対し、三菱電機が1750億円、東芝が1200億円まで伸ばして差を詰める計画だそうです。
今期の日立はまだ保守的なような気がしますが、どうなんでしょうね。
6501:731円、 6503:1,182円、 6502:394円