欧米の株安でさらに円高へ。対ユーロも136円台。
ダウが-326ドル、ナスも久々の4000pt割れ、VIX指数は16.46%跳ね上がって21.44%となり
漸く金融不安らしい雰囲気になって来ました。
どうやら新興国問題、舐めてかかるととんでもないことになりそうです。
それに米国の経済指標も昨年末から少々怪しくなっており
そもそもQE3の縮小開始はFRBが見切り発車せざるを得ない状況にあったからではないでしょうか。
何れにしても東京市場にとって1ドル100円を割れる事態は
企業業績の上振れ期待が大きく後退することを意味しており
ごく最近まで多少なりとも現実味のあった日経平均18000円はどんどん遠のいてしまいます。
ところで昨日から個人の投げが目立ち始めましたが
今日の日経平均は14200前後で寄り付く可能性が高いため
200日線をあっさり下抜けるのは勿論、次の心理的節目である14000円を割る可能性も高まりました。
しかしこの株価水準は昨年11月に海外勢が日本株を買い始めるより以前の水準なので
本来ならそろそろ下落が止まる可能性は高いと思いますが
現在進行中の金融不安が沈静化しない限り常識で株価を予想してもあまり意味がないと思います。
因みに今日は新興の追証売り加速には注意して置いた方が良さそうですが
反面空売りの水準も34.4%とそろそろ買戻しがあっても不思議ではないところに来ています。
http://www.tse.or.jp/market/data/karauri/b7gje6000001jyqn-att/140203-m.pdf
こうした状況を考えると今日が今年の一番底になる可能性はありそうですが
根底に世界を巻き込む金融不安がある時の株式市場は
この後2番底や3番底が待ち受けていることが多いので
打診買いをするなら先ず連れ安状態になっている好業績銘柄からだと思います。
(私は少なくとも1日早過ぎましたが)