ゆきママさんのブログ
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中国のデフォルトは謎の第三者のおかげで解決!
とりあえず1ドル=103円台に戻して、各国の株価も上昇中です∩(゚∀゚∩)age↑ 新興国の通貨安が一服して、市場も多少は落ち着きを取り戻してきたようですね(*´ο`*)=3 フー
そんな中で、昨夜お話していた中国の理財商品(高利回り金融商品)のデフォルト(債務不履行)問題については、謎の第三者が5億ドル(約513億円)と言われる救済コストの大半を負担してくれたようですΣ(゚Д゚;エーッ!
※やっぱり世の中に神様はいたんですね・・・(´∀`*)ポッ 我が家は500億なんていいません。1億円ぐらいで良いので、ポーンと出してくれるホワイトナイトさんを常時募集中ですので、どうぞよろしくお願いしますヾ(°∇°;) オイオイ
この問題は、中国の「シャドーバンク(影の銀行)」が絡んだ初のデフォルト事例になる可能性があるとして注目を集めていました。中国のシャドーバンクについては、簡単に説明するなら高利貸しを行う巨大な街金や闇金をイメージしていただければ問題ないかと。
元々のシャドーバンクが意味とはかなり違った概念ですが、中国の場合は不動産バブルなどをコントロールするために金融の引き締めを行いましたが、その裏で高利回りの金融商品を売って資金を集め、さらに高金利で貸し付けるなど国営の金融機関の間隙を縫う形で、まさに「影の銀行」が近年急速に拡大してきた経緯があります。
まぁ流れとして書くと単純にこんな感じですねw↓
■簡単にわかる中国のシャドーバンク問題
中央政府
「不動産バブルだから金融引き締めを行う!国営銀行は安易にお金貸さないように( ー`дー´)キリッ」
↓
個人・企業・地方政府
「まだまだバブル続いてるだろーがボケ!住宅価格が騰がるぅうう!投資したいぃ!でもお金借りれないじゃん!困った・・・」
↓
非政府系銀行(シャドーバンク)
「よっしゃ!わしが貸したる!超高利だけどな(*^-^)トゴデ♪」
↓
個人・企業・地方政府
「うぉおお!まだまだ騰がるぅうううう!!!もっと金くれ!投資してーんだって!不動産買いてーんだって!」
↓
シャドーバンク
「貸すお金がなくなった・・・。よし!いっちょ高利回りの理財商品を大量に売って金を集めるか!」・・・①
↓
個人・企業・地方政府
「年利回りxxx%!? こんな高利回りなら購入するわ!ありがとうシャドーバンクさん!国営銀行より頼りになるわ」
↓
シャドーバンク
「お金が集まって仕方ないw また高利で貸しまくるぞ!」
↓
個人・企業・地方政府
「まだ騰がるぅ!やべー投資してぇ!金貸してくれ!不動産バブルは永遠だぁあああ!」
↓
①に戻る
こんな感じで割とエンドレスな流れで500兆円規模といわれるまでに膨れ上がったシャドーバンクですが、当然のことながら不動産バブルが永遠に続くことはなく、不動産価格が下落して債務の返済のできない個人・企業・地方政府が続出。そして、回収できない高利剤商品をつかまされた個人・企業・地方政府が大損してしまうという形になっています(ノ∀`) アチャー
それで今回のケースに話を戻すと、石炭会社がこのシャドーバンク(中誠信託)から30億元(約513億円)の資金を調達したものの、ずさんな経営から返済の目処が立っておらず、いわゆる焦げ付き(回収ができない)状態になっていて、今月末(31日)に償還期限を迎えるため債務不履行に陥ってしまうのではないかと懸念されていました。
が、しかし、謎の第三者が最高のタイミングで救済に乗り出してくれました!閉鎖された炭鉱の操業再開が突然認可されたと同時に、第三者の投資家が石炭会社の株式を取得!これで資金調達ができて返済できそうだということです((´^ω^))ヨカッタネ♪
いや~足長おじさんが救ってくれました。まぁ地元メディアによると、この謎の第三者はどうやら地方政府らしいですけどね・・・ 三┗( ^o^)┓|→破産| 5億ドルといわれる救済コストは、陝西省政府が50%、中国工商銀行と中誠信託がそれぞれ25%を拠出するとのことでした。
何か凄いことになってますよね・・・。まぁこういったデフォルトが1つ発生してしまうと、お金の流れが滞るので連鎖的にさらなる破綻を誘発する可能性があるので、シャドーバンクからお金を借りまくっている地方政府からすると救済しないわけにはいかないという背景があるのでしょう。そうしないと自分たちが破産しかねませんからね:(;゙゚'ω゚'):マジカヨ…
てなわけで、かなりヤバイ感じの中国の実態のお話でした。う~ん、即座にどうこうという話ではありませんが、数年後の中国経済のリスクについては意識しておきたいところです。
こういうことを書くと、「中国が崩壊する!」という方もいますが、ゆきママが思うに日本のバブルが崩壊した時もその瞬間に生活が大きく変化するのではなく、徐々に徐々に不況へという流れでしたよね。中国でもそれと同じことが起こるのでしょう。
まぁ最終的には中国は4~5分割することになると思うんですけどねw ちょっと広すぎて中央政府が全く把握できていない実態が多すぎて不全状態に陥りつつある気がしますので(ノ´∀`*)
ここからはいつものように昨日今日のドル・円相場について振り返っていきます。昨日の海外市場は、1ドル=102.20~102.90円台のレンジ内で大きく上下しました。欧州市場では、買い戻し優勢だった東京市場の流れを引き継ぐ形でジワジワと上昇を続けましたが、トルコリラが史上最安値を更新するなどしたため、再びリスクオフ(回避)の動きが強まり安値圏まで急落しました。しかし、トルコの中央銀行が翌日に緊急会議を実施すると発表したことで、再び急騰して高値圏まで上昇するなど荒い値動きとなりました。
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