(略)少し脱線して、経済の話に絡めて「勇気」に関する私見を述べさせていただきます。
これまで、日本が十八番としていた電化製品は、世界の市場を席巻してきました。
しかし今ではお隣の韓国でも中国でも、同様に高品質な製品を提供できるようになってきています。
そんな厳しい状況下で、今後、日本企業が競争の土俵を変えてしまうような真にイノベーティブな製品を創出し、世界の誇る「ものづくり日本」の地位を回復するためにはどんな人材が必要なのでしょうか。
これからの日本では、労使関係の中で黙って上司の指示に従い、もくもくと画一的な業務をこなす人間よりも、リスクを恐れず、新しい発想や企画を推進して、現状を打破していく人材ーすなわち職場で「勇気」を発揮する人間がもっと必要になってくるのではないでしょうか?(略)
**********************************************
ごもっともな意見だ。
特に税金をターゲットにした某IT談合専門企業では、
カネとヤクザにものを言わせ、上に書かれているような人材を闇に葬ってきた。
繋がらないコンピュータは当たり前。
(その方が儲かるから)
いい加減、左遷やら解雇・自主退職した元社員達の力も大きくなってきていて、
何冊か暴露本まで出版されてきた。
戦前の軍国主義を踏襲するかのような硬化ぶりというダメダメ企業。
こういった企業においては、「もくもくと画一的な業務をこなす」人材しか生き残るすべがないのだ。
けれど本来なら、上に抜粋したイイ意味で「リスクを恐れない」社風というのは、
生き残るために必須なアイテムなはずなのだ。
これは先日紹介した、「テルマエ・ロマエ」な女・ヤマザキマリの主張と通じるものだ。
★「勇気」の科学
ロバート・ビスワス著 小島修訳 大和書房 1,600円+税 2014.1.1.第一刷
実は上に抜粋した文章は、巻末における解説者によるものだ。
本文は、これから読むんだな、オイラ。
じゃ、またね。。