昨年6月から今年6月の1年間で、日本の“億万長者”(ミリオネア)が130万人消えたとクレディ・スイスが発行している「グローバル・ウェルス・レポート(世界の富の報告書)」2013年版が、伝えているそうです。
報告書では、家計の富の純資産100万ドル(約1億円)以上をミリオネアと定義しており、2013年版報告書によると、日本のミリオネアは2012年に396万4千人だったのが、今年は265万5千人となっており、差し引きで130万9千人減ったことになるようです。
原因は単純で円安の進行だそうです。
報告書では2012年6月以降、円安が22%進行したという勘定で、2013年版は1ドル=98円のレートで計算しており、資産をドル建てで計算すると、円安下では数字が縮むことから、2013年版の日本の富は、2012年より5兆8千億ドル(20.5%)減って22兆6千億ドルとなったそうです。
世界のミリオネアに占める国別の割合では、米国が42%でダントツの1位ですが、日本はその他(12%)に次いで、3位(8%)にランクインしており、ちなみに中国は8位(4%)だったそうです。
これが資産5千万ドル(約50億円)以上の“超リッチ”層の国別シェアを見ると、1位の米国に続き、中国が2位に出現し、3位ドイツ、4位スイス、5位英国と続き、日本は6位となっているそうです。
中国は稼いでいる人はめちゃくちゃ稼いでいるようですね。
それだけ貧富の差が激しいようですね。