「ウルトラセブン」第8話「狙われた街」は、1967年11月19日に放送されましたが、今でも人気の高いストーリーです。
最も有名なシーンは、ちゃぶ台を挟んでメトロン星人とモロボシダンが交渉するところです。
ウルトラセブンをテーマにした展示会に、その再現セットが置いてあったりして、目にした人も多いのではないでしょうか。
メトロン星人は、「人間社会は、相互の信頼の上に成り立っているので、その信頼が失われれば内側から崩れる」と考えました。
星人は、周りの人が敵に見える幻覚を起こさせる赤い結晶体を仕掛けたタバコを自動販売機に仕込み、そのタバコを吸った人が色々な事件を起こしたのでした。
「どうだ、いい考えだろう」とメトロン星人は自画自賛しましたが、最後にはウルトラセブンによって退治されるのでした。
今日は、この話の鍵となった自動販売機(自販機)に注目します。自販機の関連銘柄を調べてみました。
全国には、約500万台の自販機があるそうで、台数が最も多いのは、今やタバコではなく、清涼飲料・コーヒー飲料・アルコール類の飲料自販機だそうです。
シェアの順位は、1位 富士電機、2位 パナソニック、3位サンデン、4位クボタ です。
6504富士電機 ROE13.6 PER19.6 PBR1.58
6752パナソニックROE▲59.7 PER23.1 PBR1.58
6444サンデンROE2.2 PER11.8 PBR1.01
6326クボタROE9.7 PER17.1 PBR2.31
この中で、増収増益を続ける6326に注目しておきます。
しかし近年、飲料自販機の設置台数もまた減少気味です。
理由は「缶飲料は120円の定価販売で割高なことが多い」、「商品管理の手間とコストがかかる」、「3.11以降、ライフスタイルの変化でペットボトルを持ち歩く人が増えた」等が考えられます。
ところで、メトロン星人は、なぜかウルトラセブン(モロボシダン)に対しては正直に計画をしゃべってしまい、そのために計画は実現しませんでした。
勝負は最後の最後まで油断してはいけないと思います。筆者の資産形成計画も、まだ目標まで遥かな道のりですので、油断せずに続けていこうと思います。
投資判断は自己責任で。