可能性は薄いのではないかと予想しているが、
プロの作家が、どれくらいエントリしてくるかわからない。
また、中には人工知能で攻めてくる軍団もいるらしい。
そこで、オイラは奇襲作戦を採ることにした。
近未来の理系的材料を描くのに、
まさかこういう手法で攻めてくるとは、ライバルどもは絶対に思うまい。
これがうまくハマレば、
源平・一ノ谷の闘い「鵯(ひよどり)越の逆落とし」になるのだけど。
(詳細はいえないが)
一番最初は、慎太郎風に一気呵成に書きあげて、
それだとやはり、全然駄目なので修正に次ぐ修正。
手持ちのデータベースの仕事があったので並行作業となって、
うまいこと小さな空白の時間を作りながら、なんとか形にしてみた。
たったの一万文字だというのに、慣れないとけっこう苦労する。
気持ちが高まってくると、ついつい文章がくどくなったり、
臭くなったりしてしまう。
こういうときに、小さな空白の時間は効能を発揮する。
ちょっと時間をおくだけで、
「オイラって、バッカじゃないの?」
と冷静になれる。
でも、完全に素面の状態では、それも味気ない文章になってしまう。
こういう兼ね合いは、実に難しいものだと感じた。
彼には悪いかもしれないが、
(ホントはこれっぽっちも悪いとは思っていないが)
ラストシーンで、彼の作品の言葉を引用させてもらった。
作品を提出する直前に、なんとなくページをめくっていたら、
目に飛び込んできた言葉だった。
1度目に読んだ時には何も感じなかったのに、2度目でその言葉が胸に刺さった。
「鵯越の逆落とし」が成功すれば、それが彼への返歌になるだろう。
でも、彼の名前も、作品名も載せてはいない。
直接には。
ダメだろうが何だろうが、もう、気持ちを切り替えよう。
さぁ次は、何年かかろうとも、長編に挑戦だぁ。。
(賞金も、高額だぁ)