地味だけど着実な逆張りペアトレードの実績を紹介する。
貼付したグラフは今年４月から約半年の資金量の推移の実績を示している。
当初資金を100としており、半年で１４％増えた。
やり方はよく似た銘柄のペアを同じ金額売りと買いに分けて仕込む。仕込みのサインは価格比の偏差値を使っている。行き過ぎた偏差値のときに仕込み、通常に戻ったら清算する。サイクルは短いので特に損切りはしない。
半年で１４％という実績は大したことない数字だとは思うが、グラフからも分かるようにかなり安定した右肩上がりなので、安心して運用できる点がよい。清算までの１サイクルでの利益率の平均はおよそ０．５％と低いが、勝率は約８５％と高い。売りと買いを同じ金額仕込むリスクヘッジ型なので、信用の枠いっぱいに仕込んでも問題ない。マーケットニュートラルなので相場が上がっても下がっても基本的には関係ないので、ゆったりと構えていることができる。
片方の銘柄に普通ではない材料が発生したときは片寄が続いて損になることがあるのでこの点にだけは注意が必要だ。
ストップ高をとったりするのはエキサイティングだし、上手くいくときは最高に楽しいが、この手の株に多額の資金を投入することは身の破滅につながりかねない。
書物ではよく言われることだだけれど、低いリスクで年率３０％近い運用ができる逆張りペアトレードは地味で面白みはあまりないけれどやはり投資の王道の一つではないかと最近は実感している。
