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「本当の自分が許してくれない」
「職人気質(しょくにんかたぎ)」
このあいだから、
まるでオイラに直接言っているかのようなことが題材に登ってくるので、
薄ら寒い心持ちがする。
「新聞に載っちゃうような事件」が起こった日の朝、
オイラにも家族にも職場の上司にも、「イヤな予感」がそれぞれの心中を走っていた。
「お前、今日はまっすぐに帰宅しろ」
ふたりから言われっぱなしだった。
でも、オイラは感じていた。
今日これから起こることは、オイラの生まれる前から決まっていたことで、
そこから逃げることは、決してできない。
その日の晩、「新聞に載っちゃうような事件」は現実に起こった。
相手方とはその晩初めて会ったというのに、どこかで会っているという記憶が強烈にした。
ブン殴ってやろうかという気になったが、
オイラの心の中で誰かが呟いた。
『2台ある車の1台にカメラがあって、お前は撮影されているから、じっとしていろ』
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真に価値のある挑戦というのは、どこか無謀な香りがするものだ。
ぎりぎりまで緻密な作業を続け、周到な準備をし、トレーニングを重ねたあとで、
最後に、断崖からジャンプするような勇気が必要だからだ。
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★「HONDA MAGAJINE 2013 AUTUMN」
日本の静かな「誇り」 村上龍著 P.12より抜粋
もしも、「星新一賞」にオイラの作品が選ばれるようなことがあったとしたら、
伊勢白山道氏の言ったことは、結果的に予言ということになるのかも知れない。
伏見稲荷の幟が、いまだにはためいている。
そう思って、粘ろう。。