件の星新一賞へ出すかも知れない作品、
10,000文字以内という規定なのに、半分の文字数で終わってしまう。
削って、削って書くという北方謙三方式の威力は凄い。
でもそこには注意事項もあって。
「あんまり削っちゃうと、なんにもなくなっちゃうからな!」
と語ったのは、北方謙三なのであったw
一人称、ほとんど私小説に絡めた理系的な未来予想図。
そしてラテン系なハードボイルドもどき。
これが私小説かどうかは、きっと読者にはわからず、空想だといえばそうみえるだろう。
自分としては形になってきたところなのだが、
もっと話を入れるか、膨らませるかしないといけない気もする。
少し問題があって。
ヤバイ話の部分はうまくボカシタので、そこはOKだと思われるが、
キーとなるサブキャラに実名がでているのだ。
ここをイニシャルかアルファベットか全く架空の名前か、
どうするか悩んでいる。
かなりインパクトが変わってしまうところだと思っている。
それから理系の作品ということで、
その材料となる部分を、今のままで読者に理解してもらえるかも問題だ。
これでいいのかどうかも不明なところは多いが、
小説を書くというのは、粘土細工に似ているような気がした。
小説を読んでばかりいても掴めない、
小説を書くという感触を体験するのは、
思っていたよりもオモロイことだ。
病みつきになる予感がする。