yuhsanさんのブログ
もたざるもの……
皆さんお元気ですか……。
「本年度最大のリスク要因だった選挙も、自民党の圧勝で終わりました。いよいよアベノミクス第2幕の幕が開きました」という書き出しで、原稿は用意されていたのですが。どうも選挙後の動きは、第2幕というのには程遠いようです。
今年の市場は、
5月23日の高値16,240円
6月13日の12,650円の安値で調整をいれ、選挙に対する期待から選挙翌日の
7月23日の15,300円で2番天井を付けて
8月24日の13,660円となっています。
選挙が終わるまで投稿を控えていた私ですが、信用取引のほうも7月に入って順次決済し、選挙日までには建て玉ゼロとなっておりました。
選挙後の反発を期待し、準備に余念がなかったのですが、その後の相場は私の予想とは大きく外れております。そのためか、趣味の電子書籍のほうに関心がいってしまい、相場画面を見ることから遠ざかってしまいました。
ただ、最近の下落相場で、仕込みたい銘柄が散見されるようになってきました。そんなことから1週間ほど前から、信用取引でボツボツ買いを入れております。
私の場合、株の配当金が生活の一部になっているため、株は常に持っています。株の売買もポートフォリオの入れ換えが基本で、信用取引はその補完として使っている程度なのですが……。これだけでは、非日常的な支出に対応できない上に、相場への関心が薄れてしまいます。そのため信用取引で、値動きを追う取引もやるようにしています。
この欄を拝見しても、株を持っておられる人とそうでない人との意見では、違うのがよく分かります。信用取引で株への関心が回帰したのを機会に、日記を再開いたしましたのでよろしくお願いいたします。
選挙翌日から昨日まで、約2千円ほどの下落となっていますが、市場では自民党の圧勝で、物事がスピーディーに動くと思っていたのが裏切られたために、外国人が日本市場から逃げ出したと見る人が多いようです。このところの外国人の動向を見ると、原因は分かりませんが、売っていることだけは確かのようです。
市場参加者のうち2番目に多い個人投資家は、このところの下落で、懐はかなり痛んでいるとか報道されています。この欄で見る限り不景気な話も目立つようになってきました。私のファンドも、配当金の額は変わりませんが、時価評価額は目減りしています。
株価は経済を写す鏡であり、経済は政治で動きます。そんなことから私は、「相場は政治によって決まる」という考え方で固まっています。総理が替わらないとすると、投資環境は変わることはありません。アベノミクス相場は、第2幕に引き継がれるはずですが……。
第1幕では、半年の間に安値が8,000円台から、12,000円に劇的に変わりました。その間は買えば儲かる「猫相場」でしたが、20年間続いたデフレ不況から脱却する過程での、激変と考えれば説明はつきます。とはいえ、異常といえば異常です。
第2幕が第1幕と同じように、「猫相場」と考えるならば確かに失望です。私は、株に優しい政権が今後3年間続くことを前提に、自民党時代の長期循環波動に戻り、安値12,00円、高値20,000円を想定しています。この考えは以前から変わっていません。
ただ、市場参加者の中心が、ヘッジファンドと短期投資主体の個人投資家である間は、値動き激しい上下動は避けられません。短期間での値動きはありますが、終わって見ればあまり動いていない今のような相場が、当分続くと見ておいたほうがよいようです。
以上から年内は、9月までにもう1,000円ほどの上昇を見ていますが、それ以降、不確定要因(アメリカのQE3縮小、オリンピック期待、消費税引き上げ)がなくなっても、あまり上昇は期待していません。5月に付けた16,000円が、年内の高値になると見ています。7月末の第1四半期決算発表で、業績がいいにもかかわらず、全体地合に引きずられて下がっている銘柄を、株価低迷の今買えば儲けは期待できます。
10月以降は、来年の株式税制の改悪による個人投資家の売りが、市場の需給を圧迫し、それを狙ったヘッジファンドが仕掛けてきます。民主党政権でも変えなかった証券税制を自民党が変えるとは思ってもいませんでしたが、いつもなら反対に回る証券会社も、NISAのような子供だましの制度に乗って、あまり動こうとしていません。
NISAは、小額のこれから始める人以外は、「無いよりまし」程度の税の軽減しかなく、一般の個人市場参加者にとっては、ほとんどメリットがありません。こんな制度が、証券税制改悪の「飴」としたら、とんでもない話です。
年末に掛け上昇を期待できるとすれば、現政権が従来通りの税制を恒久措置として存続させる以外はありません。
2ヶ月間お休みしましたが、最後は愚痴になりました。皆様方のご活躍切望しています。
yuhsanさん、こんばんは。
連日薄商いが続いていますね。
本来ならアベノミクス成長戦略に期待して
そろそろ国策関連銘柄を中長期投資で仕込みたいところでしたが
あまりにも相場の先行きが不透明なのでなかなか決断出来ず
最近は材料株や仕手株っぽい銘柄の短期売買に走りがちの毎日です。
せめて東京オリンピックが実現すれば一時的にせよ相場が活気付くのでしょうが
国民は今一つ盛り上がりに欠けているように感じます。
因みにNISAに関しては私も全く同感です。
株価対策はアベノミクスの柱の一つですから
少なくとも証券税制を据え置くか
むしろ期限付きでキャピタルゲイン非課税措置をとるべきではないでしょうか。
個人的には「やる時はやる!」という政治姿勢を見せて欲しいと思います。
kabukabumanさん
こんばんは
コメントありがとうございます。
今日もぱっとしない相場でしたね。
大方の解説者は、次の日銀の決定会合まで、方向性が出ないようなことをいっています。
私は、そんなに待たなくても、9月からは上昇基調に戻ると思っていますが。
どっちにしろ、相場参加者が少ないですね。
こんなときこそ、日銀が買い支えるといいのですが……。
お元気でがんばってください。