何となく誰かが呼んでいるような気がして、スペイン酒場に向かった。
すると、オイラけっこう憑いていたようだ。
先客にカブコムの社長と同じ名字のサイトウさんがいて、
オイラに焼酎のボトル半分をすべてグラスに注いだのだった。
「やっぱり、水割りをください♪」
と、言いたいところをグッと我慢した。
そこへ、おもむろにママが書籍をオイラに突きだしたのだ。
「これ、カッパ先生からshinさんへって、預かっていたの」
みると、表紙はボロボロ、題名は「愛の無情について」亀井勝一郎著、
なんと170円、旺文社文庫、昭和43.5.20.初版印刷とある。
これは、どういうことなんだろう?
ハートボイルド007並に勘ぐると、このブログをカッパ先生は察知して、
オイラが国会図書館に行くことを察知した妨害工作なのか。
それとも、心底からわき出てくる親心からなのか。
その真相は、誰にもわからない。
だってオイラの店は新装改装したばかりで、
小説を書くどころか、期限切れアプリのデータベース・マスタ整備で大わらわなんだな。
(データベースくらい直結して、社員を楽にしませんか!)
それでも何とかして、感想(批評)文をカッパ先生へ突き出そうと思う。
「批評こそは、書くために必要欠かざるもの」三島由紀夫
「批評こそは、披露のしがいのある真剣勝負」佐藤亜紀
的なことを、それぞれの作家が作品で表明していてた。
ところで、これは余韻なのだけど。
スペインママが、今日は妙に人なつっこかったんだ。
帰り際、ドアの鍵が閉まっていたのに気がついて。
ちょいと、怖かったんだな。。
ハメットの書いた「ガラスの鍵」って、こういうことを言うのですか、
村上春樹バンパイア先生???
PS:因みに、ブラジルとスペイン人からは好かれるようなのだ。
でも、ブラジル人に好かれた翌日に、3.11は起きたのだった。
このことも、談合事件と併せて小説にしたい。
その切っ掛けは、歌だったんだな。。